【2022年版】トカラ列島・日本最後の秘境に、あのレントゲン便で旅行してみた~フェリーとしま予約から乗船まで~

2022年の5月に鹿児島県のトカラ列島(漢字表記は吐噶喇)に、年に1度だけ出ている住民向けの健康診断のレントゲン便に乗って弾丸視察をしてきたので、レントゲン便の予約から現地の訪問スポット、おすすめの過ごし方などを記載してきます。

今回はフェリーの予約を中心にまとめています。トカラ列島の情報は以下からご覧ください。

【2022年版】まとめ/トカラ列島・日本最後の秘境に、あのレントゲン便で旅行してみた
トカラ列島へのレントゲン便の旅の評価や費用などのまとめ、および各島での滞在記事の紹介をしています。

年に1度、トカラ列島へのレントゲン便とは?

トカラ列島とは?

まず、簡単にトカラ列島のことに触れておきます。トカラ列島は屋久島と奄美大島の間に位置し、7つの有人島である、口之島(くちのしま)、中之島(なかのしま)、諏訪之瀬島(すわのせじま)、平島(たいらじま)、悪石島(あくせきじま)、宝島(たからじま)、小宝島(こだからじま)といくつかの無人島からなる島々のことです。

アクセスとしては、各島へは飛行機は就航していないため、「フェリーとしま2」のみとなります。

そのフェリー自体も鹿児島港から奄美大島の名瀬港までを週に2往復しているのみであり、その際の各島での停泊は10分程度ー。つまり、1つの島に降りて散策するには、数日間滞在して次のフェリーを待たなければならず、すべての島を巡るのにはかなりの日数が必要になります(旅行サイト等には、高速チャーター便もあるみたいですが)。

限られたアクセスから、手付かずの大自然、島の固有の文化や生活を保持し続けており、日本最後の秘境とも呼ばれる場所で、一部の旅行好きや秘島マニアで人気の場所なのです。

トカラ列島へのレントゲン便とは?

フェリーとしま2のみと、アクセスが難しい場所ですが、年に1度、トカラ列島の島民向けの健康診断のために「レントゲン便」という特別便が運航しています。

レントゲン便は2日間で7島すべてを回り、島民の健康診断のために各島で1~2時間ほど滞在します(渡航スケジュールは後述)。一般の乗客は、その滞在時間に島を探索することができるのです。

本来、島旅の醍醐味は、のんびりやゆっくりを味わうものですが、そこまで時間が取れないけど、秘島巡りをしてみたいという忙しい訪問者向けともいえるでしょう。

また、年に一度だけのチャンスという稀少性も旅行好きにはたまらない船旅となっているのです。

レントゲン便の運航予定の確認は?

フェリーとしま2の運航情報は、トカラ村のホームページで確認をできます。

いくつかのタイミングで情報が出てきていますので、随時最新の情報をご確認して、旅程を組まれるとよいと思います。以下に大まかな流れを記載します。

年間運航計画表(年明けごろ公表)

年間の運航計画は「年間運航計画表」にて確認ができ、令和4年は年明けの早々に公表されています。健康診断の時期は例年5月中旬ごろのようです。

注記にもある通り、「この運航計画は、予告なく変更することがありますので、この表で計画している便に予約することは出来ません」、「特別便は変更の可能性がございますのでご留意ください」といった記載がありますが、旅程の大まかな時期を決めるのに役立つ情報でしょう。

フェリーとしま お知らせより引用

鹿児島港出入港予定表(出航の1~3か月前ごろ公表)

各月の運航予定は、1~3か月前に公表される「鹿児島港出入港予定表」にて確定するようです。この予定表を持って、本格的に旅程を組まれるとよいと思います。

なお、こちらの資料には各種受付にかかる注意事項も記載がありますので事前にご確認されるとよいと思います(本資料の全体版は以下のリンクの箇所よりご確認ください)。

令和4年5月 フェリーとしま2 鹿児島港出入港予定表より引用

レントゲン便 各港発着時刻表

令和4年のレントゲン便のスケジュールは以下の通りでした。基本的には例年通りで、大きなスケジュールの変更はないと思います。但し、当日の天気や検査状況などで遅れたりはするようです。

住民健診(レントゲン)便 各港発着時刻表より引用

なお、当日、乗船前に最新のスケジュールを共有してもらいましたが、各島の滞在時間などが微妙に変更になっていました。情報は現地で最新のものを確認する必要がありますね。

レントゲン便の乗船予約の仕方

レントゲン便の日程が確認できたところで、続いてフェリーの予約の仕方を記載していきます。

通常期はフェリーの容量に対して利用者が少ないため、当日に行けばたいてい乗船できるようですがレントゲン便、7島巡りツアー、ボゼ特別便などの特別便は事前予約をしないと乗れない可能性が非常に高いので必ず予約することをお勧めします。

予約方法は電話のみ

フェリーとしま2の予約ですが、2018年04月16日から「乗船のインターネット予約ができるようにました!」とホームページに記載のあるものの、同ページには予約情報がでてきません。

また、前述の資料には「下り便については電話予約制とし、定員に達した時点で締め切らせていただきます」といった記載がありました。

そのため、電話予約となりますおそらく今後も電話での予約と思われます。

予約開始は乗船月の前月15日から

上記の「フェリーとしま2 鹿児島港出入港予定表」に記載の情報を下記に記しておきます。

乗船予約

乗船月の前月15日(日祝の場合は翌営業日)の8時30分より、鹿児島港出港前日まで、鹿児島発往路区間のみを対象に受付けます。

予約がない場合,定員都合により乗船をご遠慮いただく場合があります。

★予約受付時間(月~金8:30~17:00・土 8:30~12:00・日祝 休(祝日が出港日の場合8:30~17:00))

「鹿児島港出入港予定表」より引用

そのため、自分は4月15日の8:30に電話をしました

乗船していた旅行者からは「なかなか電話がつながらずに焦った」といった声もありましたので、本気で行きたい人は予約開始時刻に電話するのがよいと思います。

また、なかなかつながらずともあきらめずにかけ続けることをお勧めします。

というのも、電話先のとしま待合所ですが、こじんまりとしており、従業員数も少なさそうなので、電話を同時に大量に受けられる体制ではないと思います。30分後くらいにつながったという方もいるようなので、あきらめずにトライしてみてください。

ちなみに、電話のみの予約で確認メール等はなく、支払い等も現地で行うので、当日、港に行ったときの確認時のドキドキ感はありました(笑)

予約できるのは(たぶん)2等寝台まで

せっかくの船旅ならば、リビングのついているという1等船室がいいなと思う方もおられるでしょうが、おそらくこちらは健康診断をする医療従事者に割り当てられており、予約対象にはなっていないと思います。航行中、看護師さんらが出入りしているのを見ました。

住民の健康のために頑張っている医療従事者、レントゲン便に乗せていただいているという感謝の気持ちも忘れず、2等寝台に感謝しました。

レントゲン船に乗船!

としま待合所へのアクセス 中央駅からは20~30分程度

としま待合所の場所を以下に示しておきます。

自分は鹿児島中央駅からは、路面電車にのってみたかったので、いづろ通まで路面電車で移動し、そこから歩いて15分程度でした。途中の道はスーツケースでしたが、特に問題なく歩けました。

また、港までのおおよそ通り道沿いにトカラ村役場があります。日本の町村役場としては数少ない、自治体の外に設置されている役場の一つだそうです。トカラ村の人は行政手続きは鹿児島市でする方が、便利とのことで鹿児島市内に設置されているようです。

なお、予約できているか心配だったので、乗船開始は21時からですが、夕方ごろに一度、受付とフェリーを見にいきました。乗船開始時刻前後は、受付も多少、混む可能性があるのでよかったと思います。

支払い等の手続き 指定寝台は16,170円

待合所で予約名をお伝えして、乗船前2週間の健康管理表、ワクチン接種証明書を提示しました(新型コロナウィルス対応のために必要でしたが、今後の必要性については、最新の情報をご確認ください)。

チケットの代金は、鹿児島港から名瀬港まで2等指定寝台で16,170円でした。個人的には2泊もするのに安いな、という印象でした。

きれいな船内の設備

フェリーとしま2は、2018年4月に就航開始しているだけあり、船内は非常にきれいでした。船内には、客室や食堂をはじめ、授乳室やキッズルーム、バリアフリートイレ、エレベーター設置など各種設備が充実しています(キッズルームは新型コロナの影響で閉鎖されていました)。

指定寝台は2段ベットになっており、遮光性の高いカーテンでしきられていました。定員は最大で8名ですが、現在は新型コロナの関係で、半分の4名のようでした。

健康診断所としてのフェリー

レントゲン便ということで、船内の導線上に健康診断の案内があり、独特の雰囲気がありました。これもレントゲン便ならではですね。

 

【関連記事】フェリー手配や各島の紹介記事など

今回は長くなってしまったのでここまで~。トカラの各島の様子は以下でまとめていますので併せてご覧ください

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トカラ列島へのレントゲン便の旅⑦ 財宝が眠る・宝島

 

トカラ列島のガイドブックもご紹介しておきます~

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※上記は22年5月頃の情報ですので、最新情報等はトカラ村のフェリー情報のページ等をご確認ください。

サムネイル画像については、トカラ村ホームページより引用しました。

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