【2022年10月】香港渡航-隔離や検疫などの入国制限緩和を受けて旅行を試みた話

アジア

2022年の10月中旬に香港に行く予定ができましたので、22年10月時点での香港入境時に必要となる準備をまとめています。

なお、検疫情報などは状況に応じて更新されているので、最新情報は必ず政府や公的機関の発表する情報を確認してください。

検疫情報の収集

まず、出張が決まった際に、香港の入境と、日本への帰国時のCOVID-19に関する検疫情報を調べました。

基本的に政府や公的機関の発している情報をベースにしており、主に確認したのは、香港政府、 厚生労働省、在香港日本国総領事館のページになります。

香港政府

香港政府が香港での感染状況や検疫情報をまとめています。

>>>The Government of the Hong Kong Special Administrative Region

COVID-19 Thematic Website, Together, We Fight the Virus, Home
COVID-19 Thematic Website- Together, We Fight the Virus - Home

旅行者が特に確認しておくページは「Inbound Travel」のページでしょう。

こちらには入国者検疫の留意点や香港到着前の注意事項(オンライン健康申告書の提出)などが書かれています。

こちらには入国者検疫の留意点や香港到着前の注意事項(オンライン健康申告書の提出)などが書かれています。

また、1枚の冊子にまとめ、入境後どのような検疫が必要かについてもまとめてあります。

厚生労働省

厚生労働省が、日本へ入国・帰国する際に必要となる情報をまとめてあります。

>>>日本へ入国・帰国する皆様へ

「ファストトラック」を利用することで、入国時の手続を簡略化できます。

なお、22年11月中旬から、「My SOS」から「visit Japan web」の利用になるなど、変更となっている点もあるので、こちらも随時確認が必要です。

在香港日本国総領事館

在香港日本国総領事館が、香港政府の情報や厚生労働省の情報をまとめています。

>>>出入国の諸手続について

但し、自分が見た10月中旬の時点で、9月26日(月)に撤廃された義務的検疫措置(指定検疫ホテルにおける隔離)に関する情報が依然と掲載されているなど、一部、最新ではない情報もありました。

よくまとまっていますが、最新の情報については複数情報ソースで確認することが大事でしょう。

香港入境の事前手続き

上記の情報を基に、以下の3つが必要であることを確認しまして、準備をしました(10月24日時点なので最新の情報は随時確認してください)。

  • ワクチン接種証明書
  • 出発24時間以内の迅速抗原検査の陰性
  • オンライン申告によるQRコード

ワクチン接種証明書

ワクチンの要件

香港政府からワクチンの要件についての情報は以下です。

What is meant by “fully vaccinated”?

“Fully Vaccinated” (Note) means the suggested dosage of a COVID-19 vaccination course has been administered at least 14 days prior to the day of departure for Hong Kong.

For both the Sinovac COVID-19 vaccine (CoronaVac vaccine) and Fosun Pharma/BioNTech COVID-19 vaccine (Comirnaty vaccine), completing the vaccination course involves receiving two doses in general, except for persons previously infected with COVID-19, who are to receive one dose of vaccine.

https://www.coronavirus.gov.hk/eng/inbound-travel-faq.html#FAQB3

ワクチンは指定の種類で指定の回数を、出発日の14日より前に受けている必要があります。

日本での接種であれば、ファイザー、モデルナあたりなので、指定の種類に該当しており、2回接種していればOKのようです。

ワクチン証明書の発行

新型コロナワクチン接種証明書アプリを利用して発行することができます。

>>>新型コロナウイルス感染症 予防接種証明書(接種証明書)について

接種証明書は英語の必要がありますので、証明書を発行する際に、「海外用」をチェックして作成をすればOKです。

接種証明書アプリ 接種証明書の発行
出所:接種証明書アプリ 接種証明書の発行

なお、発行にあたっては、以下が必要になります。

  • マイナンバーカード(暗証番号4桁も必要)
  • パスポート

迅速抗原検査の陰性結果の取得(出発から24時間以内)

迅速抗原検査の陰性結果を取得する必要があります。

これは医療機関で受ける必要はなく、自分で実施することで問題ありません。

検査キットの購入

検査キットはインターネットで購入することができます。

なお、検査キットに指定はありませんが、念のため厚生労働省から認可されている一般用を利用するのがよいでしょう。

一般用のほかには、厚生労働省から認可されていない研究用もあります。

>>>新型コロナウイルス感染症の一般用抗原検査キット(OTC)の承認情報

自分はAmazonで鼻腔ぬぐい液で検査できる以下の商品を購入しました。

https://amzn.to/3sfNxvu

なお、Amazonで購入する場合は、いくつかの質問に答えて(以下の画像参照)、薬剤師さんとの電話での説明を受けないと発送がされないのでご注意ください。

出所:Amazonの購入画面

検査実施の宣誓

後段のオンライン健康申告にて、検査実施の有無について回答する箇所があります。

オンライン申告を先にした場合は、「Yes」と回答して、出発24時間以内にテストを実施すればよいようです。

オンライン申告では検査結果の証明書などを添付する箇所がなく、質問の箇所も宣誓といった形の記載のためです。

出所:HKSAR Department of Health Health & Quarantine Information Declaration

I have conducted/ackowledged that I must have conducted a COVID-19 Rapid Antigen Test within 24 hours and have been tested negative for COVID-19 before the scheduled departure time of the flight to Hong Kong.

出所:HKSAR Department of Health Health & Quarantine Information Declaration

ざっくりの意訳ですが、

私は、以下のことを、実施/誓約します。

香港へのフライトの出発予定時刻までに、24時間以内にCOVID-19迅速抗原検査を実施し、テスト結果が陰性であること、が必要である。

これ、、検査結果の添付の必要もないので、実質やらなくても…。検査結果は実施日時がわかるような形で(iPhoneの時刻表示を隣においた)、念のため、写真を撮っておきました。

オンライン健康申告

>>>HKSAR Department of Health Health & Quarantine Information Declaration

上記のリンクからオンラインで申告をします。

申告の入力の仕方

申告内容はパスポート情報や直近の渡航情報、直近の健康状況や、出発前の迅速抗原検査の実施有無、ワクチン接種証明書などです。

英語のページですが、基本的に難しい内容はないと思います。

ワクチン接種証明書については、アプリの証明書の画像をスクショした画像データをアップロードすることでOKでした。

また、記載の仕方については、日本橋夢屋のページが参考になりました。

QRコードの保存

申告後に、QRコードが発行されますので、必ずスマホなどに保存しましょう。

QRコード自体は、発行から96時間有効で、有効期限も記載されています。

フライトが遅延するなどのリスクを考えると渡航の比較的直前に登録するのがよいと思います。

空港のチェックインカウンターでの手続きや、香港入境時の検疫時などに提示をします。スマホの電池はケアをしておきたいですね。

QRコード。一部ぼかしています

日本帰国の準備

日本への入国にあたっては、厚生労働省のページを参考にしつつ、My SOSを登録すればOKとのことでした(My SOSの利用は11月14日まで)。

My SOS (11月14日まで)

必要情報の登録

  • パスポート情報
  • 質問票WEB
  • ワクチン接種証明

上記の3つの情報を登録し、審査が完了することが必要です。

最初にインストールすると画面が赤い状態ですが、審査が完了すると画面が青くなるとファストトラックを利用できます。

My SOS画面 赤い画面
出所:My SOS画面 赤い画面

帰国時に提示する画面

こちらの青い画面を提示する必要があるようです。

My SOS 青い画面
出所:My SOS

関連記事

ここまでまとめた情報で、実際に問題なく入境できるのか、そして帰国できるのかについての情報をまとめましたので、併せてご確認ください(問題ありませんでした)。

今回はここまで~。最後まで読んでいただいた方ありがとうございました!

参考文献

The Government of the Hong Kong Special Administrative Region
https://www.coronavirus.gov.hk/eng/index.html
https://www.coronavirus.gov.hk/eng/inbound-travel.html

HKSAR Department of Health
https://www.chp.gov.hk/hdf/

厚生労働省
https://www.hco.mhlw.go.jp/
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27779.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_certificate.html

在香港日本国総領事館
https://www.hk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/entry_procedures.html

JETRO「香港、入境者に対する強制隔離措置を撤廃、往来の正常化へ」
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/09/9af690274fda1515.html

日本橋夢屋
https://www.tokutenryoko.com/news/passage/13104#entry_restrictions

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