社会人におすすめの経営学の本・テキストー会計・ファイナンス編

MBA体験記

実際にMBAで教科書や参考のテキストとして使っていた書籍で、社会人が経営を勉強するのにおすすめなものを紹介します。

今回は、経営の中でも、会計・ファイナンスに関する書籍です。

基本、自分が読んだものベースなので、書籍に偏り等があるかもしれませんが、ご理解ください。

基本は自分が読んだものベースなので、多少書籍の紹介に偏り等があるかもしれません。

会計とファイナンスの分類

会計は、既に生じた利益を扱う学問で、大きく財務会計と管理会計に分類されます。

財務会計は、企業の外部のステークホルダーに対して、企業の財政状態や経営成績を公表するために、会計基準に準拠した決算報告書などを作成し開示するためのものです。

管理会計は、企業マネジメントのために、独自に取り入れる会計を意味します。例えば、原価計算で原価を材料ごとに管理することなどでしょう。

ファイナンスは、コーポレートファイナンスや企業価値評価などの内容がありますが、書籍としては1冊でまとめて説明されていることが多いので同じカテゴリーとして説明します。

会計の書籍紹介

財務会計講義(第23版)

著者は桜井久勝です。

日本一読まれている財務会計のテキストだそうです。財務会計の基礎が理解できるように説明された本で、公認会計士や税理士試験等の基本書にも適している内容です。

毎年のように新版が出ていますが、筆者のスタンスとして、最新の会計基準や法令を取り入れることに重きを置いているためです。事例なども随時更新されており、全体像を理解するのによいと思います。

もう少し実務的な簿記を勉強したい、簿記資格を取得したい場合は、簿記の本を読むのがよいかもしれません。

→簿記の勉強におすすめの紹介はこちら

財務3表一体理解法

著者は、國貞 克則です。

タイトルの通り、財務3表のつながりを理解することに重きを置いて説明しています。

C/S作成の、直説法と間接法において、P/LとB/Sのどの項目に、どのようにかかわっているかを図表を用いて詳細に説明しているので、理解が増すと思います。

こちらの書籍はAudibleで購読することも可能です。

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戦略管理会計

著者は、早稲田大学ビジネススクールの西山 茂です。

管理会計の基本を解説しており、特に製造業で役立つと思われるABC(Activity Based Costing)、原価企画や原価計算に関する説明が詳細にされ、管理会計を取り入れるための組織やその構築にあたって説明もされています。

管理会計については、企業ごとの運用方法があるため、いろいろな書籍を読んでみるとよいと思います。

管理会計の基本 この1冊ですべてわかる

著者は、日本総合研究所の経営戦略研究会です。

「この1冊ですべてわかる」シリーズは、マーケティングや会計など幅広い領域で出版されていて、特に初学者には全体感を把握する上で読みやすい書籍と思います。

管理会計の損益分岐点分析や変動損益計算書の作成の仕方など、代表的なものが紹介されております。

ファイナンスの書籍紹介

グロービスMBAファイナンス

著者は、グロービス経営大学院です。

グロービスのMBA書籍シリーズの特徴は、ケースが多いことがあげられるでしょう。

各章の冒頭にCASE(事例)が紹介されており、またその事例も日本になじみのある企業の紹介であることが多いので、イメージがしやすいでしょう。

自分はポーターやバーニーなどの理解を深めるために参照していました。

コーポレートファイナンス 戦略と実践

著者は、田中 慎一、保田 隆明です。

タイトルにある通り実務寄りの書籍となっています。

はじめての企業価値評価

著者は、砂川 伸幸です。

「はじめて」とありますが、難度は高めです。ただ、企業価値評価についてカバーしている範囲が広い一冊となっています。

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