実際にMBAで教科書や参考のテキストとして使っていた書籍で、社会人が経営を勉強するのにおすすめなものを紹介します。
今回は、オペレーションに関連する書籍です。
基本、自分が読んだものベースなので、書籍に偏り等があるかもしれませんが、ご理解ください。
オペレーションに含まれる内容
オペレーションの領域の整理にはいろいろな考え方があるでしょうが、今回は、サプライチェーン・マネジメント(以下、SCM)とロジスティクスの2つの側面から書籍を紹介していきたいと思います。
SCMの中には、原価管理、在庫管理、品質管理、生産管理、出荷管理、顧客管理、需要予測、調達・購買などを含む、広大な領域です。
どれも重要な領域ですが、全体的にまとめられてある書籍を読んだ後に、各領域の専門書などを読むと理解が深まるでしょう。
サプライチェーン・マネジメント(SCM)の書籍紹介
サプライチェーンマネジメントの理論と実践
著者は、EYアドバイザリーです。
一般的なSCMの内容について、計画系、実行系、管理系の3つに分類してそれぞれの内容について詳細に説明をしている、初学者におすすめできる書籍です。
特に、実際の業務内容をイメージしやすいような業務フローのチャートがあるなど、コンサルらしい整理の仕方で、SCMを知らない人でもわかりやすいと思います。
戦略的サプライチェーンマネジメント ― 競争優位を生み出す5つの原則
著者は、ショシャナ・コーエン、ジョセフ・ルーセル、他です。
サプライチェーンを競争優位に結び付けるという視点での示唆が多い書籍です。
特に、BASF(ドイツの世界最大規模の化学メーカー)、エシロール、ハイアール、レノボなどの詳細な事例分析が含まれているため、勉強になります。
この1冊ですべてわかる SCMの基本
著者は、日本総合研究所の経営戦略研究会です。
「この1冊ですべてわかる」シリーズは、マーケティングや会計など幅広い領域で出版されていて、特に初学者には全体感を把握する上で読みやすい書籍と思います。
まずは、これで全体感をつかむとよいと思います。
必要に応じて、需要予測や生産管理、在庫管理などを追加で確認するとよいでしょう。
ロジスティクスの書籍紹介
ロジスティクスの基礎知識
著者は、浜崎 章洋です。
国際物流の理論と実務
著者は、鈴木 暁です。
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今回はここまで~。最後まで読んでいただきありがとうございます!
参考文献
サプライチェーン管理の組織構造:文献レビュー(2015:中野、松山)
https://ksu.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=2322&item_no=1&page_id=13&block_id=21
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